ラッキーボーイの憂鬱 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ストレス・ジャンキー―人間チェルノブイリ―。陰でさまざまに噂される仕事中毒のバージニア。彼女は今度の仕事にも燃えていた。あるデザイナーズブランドのジーンズの売り出しに成功すれば、彼女の大きな野心が満たされるのだ。しかし、期限が迫るのにかんじんの男性モデルが見つからない。トップモデルのポートレートも見つくし、困り果てた彼女だったが、食事に出かけたレストランで思いがけなくそのモデルを見つけた。ラッキーボーイの名はJ・D。ミシシッピーで綿摘みをしていたが、都会で成功した―はずだった―いとこを頼ってつい最近やって来て、今はそのレストランで皿洗いをしているらしい。彼はわたしの夢への鍵だわ!
内容(「MARC」データベースより)
あるデザイナーズブランドのジーンズの売り出しをまかされたバージニア。しかし、肝心の男性モデルが見つからない。トップモデルのポートレートも見つくし、困り果てた彼女は、レストランで思いがけなくモデルにピッタリの男性を見つける…。
マライア・真紅の恋 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
風のように自由に世界じゅうを旅してまわるマライア。父の葬儀のため2年ぶりに帰郷したその足で,バーに立ち寄った。二十五年前、自分を産んですぐに母は亡くなった。母が死んだのはわたしのせいなのだ。そして、父もそんなわたしを憎みながら死んでいったにちがいない。飲んで酔っぱらったマイラアに見知らぬ男フォードが近づいてきた。「あなたってセクシーだわ」牧師とも知らず、彼女はフォードのやさしさについキスを求めた。だれもわかってくれない悲しみを、この人は理解してくれる…。この作品は、キャラウェイ家の四人姉妹の恋を、季節を追って描いた四部作の一作目、四女「マライア」の物語です。
歌姫 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
かつてラブソングの女王―“歌姫”と呼ばれたホイットニーは、おじの遺産の農場を受け継ぐために故郷に帰ってきた。三年前、悲惨な結婚生活に終止符を打って町を出たが、やはり生まれ育った懐かしい土地で静かに暮らそうと決心したのだ。しかし離婚後、事故死した夫の父親は憎悪をあらわにするばかりか、農場を奪ってリゾート地にしようと企んでいた。そこを借りている大学教授アダムもまたなにか吹き込まれたらしく、初対面の彼女に冷たい。「なぜ戻ってきたんですか?あなたには煩わしい所でしょうに」予想どおりの反応だったが、なぜかホイットニーは彼に心惹かれる。「それは十分心得ています。わたしの故郷ですから」“彼もわたしの土地を狙ってぐるになっているのかしら?”不安をぬぐいきれないまま、農場でのふたりの共同生活が始まった。
銀嶺の追跡 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“わたしも救助隊と一緒に山に登ろう”TVレポーターのエイミーは双子の弟ロジャーが乗った飛行機がティートン山脈に不時着したのを知ったときからそう決心していた。いままで自分が決心したことを実行して間違ったことはなかった。国家の安全にかかわる重大な情報を握っているロジャー。救助隊のなかには弟の口を封じようとする者がかならずいるはずだ。下山の途中で事故を装って弟を殺すのはたやすいことだろう。しかし、救助隊の隊長となった一流の登山家デルは彼女の弟が遭難者だという理由だけでは同行を許さなかった。エイミーはデルを愛しはじめていたが、彼も弟の命を狙う一味かもしれない。だから本当の理由を打ち明けるわけにもいかないのだ。そこで彼女は一計を案じた…。
記憶のない目撃者 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
あなたは、ぼくのママ?小さな子供の必死の声が、心を切り裂いた。残業帰りの人けのない暗い舗道で、アビーは小さな男の子に尋ねられた。「ぼくのママ?」必死に問うその声は、アビーの心に突き刺さった。実は七年前、アビーはその子供とちょうど同じくらいの年の息子を亡くしていた。「いいえ、わたしは誰のママでもないわ」と答えたアビーは、その子と一緒に一晩中、彼の保護者を捜しまわることになった。どうもただの迷子にしてはおかしい。自分の名前も住所も母親も、何も覚えていないようだ。アビーの手にすべりこんだ小さな湿った手の冷たさが、彼女の心の奥底を激しく揺さぶった。警察の無線を聞いて、警官であるアビーの元夫レイがかけつけた。記憶を喪失しているらしいこの男の子をめぐって、別れた夫と妻はふたたび愛憎の葛藤のなかに…。
恋のセーリング (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カリブ海の夕日はたとえようがないほど美しい。ミランダが失恋の痛手を負いフロリダから逃れてきて5年―マリーナ経営に忙しい毎日を送りながらも自分を捨てた恋人とセーリングした日々をいまだに思い出す。あれ以来、また裏切られるのではないかという不安から男性との付き合いは努めて避けてきた。いまはもうかつてのように相手を信じきることはできそうもない。しかし国際レガッタを機会にフロリダに戻ったミランダは、天才ヨットマン、ウォーカーに出会い初めて大人の恋におちた。だが、ふたりの恋はたちまち暗礁に乗り上げる。ミランダもウォーカーも相手と同じくらい仕事を愛していたからだ。お互いに妥協することなく愛を育む方法はないのか…。ミランダの新たな苦悩が始まった。
ライラック・タイム (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
9年前、サラは17歳で妊娠し、やむなく子供を手放した。失意の日々を送りながらも今は小児科の看護婦として働いている。だが、子供のことをあきらめたわけではなかった。なんとか手がかりを探そうと、彼女はマキナク島を訪れ、そこでタイラーとその息子デイビッドに出会う。“謎めいた男だわ”エンジニアのタイラーに、サラはそんな第一印象を抱いた。それに、デイビッドに対する態度がぎこちないのが妙に気になる。実は、タイラーは自分が運転していた車の事故で妻を亡くし、過失致死罪で9カ月服役していたのだ。悲しい過去を背負って生きる彼らに、サラはなぜか惹かれていく。特に、別れた息子と同い年のデイビッドは心を和ませてくれたが、ある日、タイラーは意外なことを打ち明けた。
異端の恋 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「きみを愛している。だが…」アリフはまるで呪いのようにその言葉をゆっくりと激情を込めて繰り返した。プロとして初めて馬術競技大会に挑んだホリーが出会ったのは傲慢で自信に満ちたトルコの騎手アリフだった。彼女は一目で、アリフにライバルと恋人を同時に見てしまった。しかし運命の嵐にもてあそばれるようにパリで、イスタンブールで、ふたりの心はすれちがう。「だが…妻に選ぶ女性は決してきみではない」アリフは冷酷に言い放った。どうして、わたしが“ガビール”―異教徒だから?ボスポラス海峡を渡ってくる風に吹かれ、モスクを煙らせる朝霞のなかでホリーは思い惑った。
春に愛を見つけて (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“プレイボーイのカーヒル”こと、グリフィン・カーヒルが赤ん坊を抱いて立っている。ヘザーはわが目を疑った。聞けば、彼は生後八カ月の双子の甥を預かるはめになり、切羽詰まってヘザーに助けを求めてきたらしい。元婚約者のグリフィンには、これまで何度も失望させられた。ヘザーが彼を必要としていたときには応えてくれなかった。彼の頼みをきく気も、これ以上かかわりを持つ気もないのに、赤ん坊を守らなければという衝動に突き動かされてヘザーはつい、面倒をみる役を引き受けてしまう。だが、かつて愛したグリフィンの青い瞳を見た瞬間、自分がどれほど危険なことをしようとしているかに気づいた。わたしはまた彼に傷つけられてしまうのだろうか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
オブライエン,キャスリーン
フロリダの生まれ。小学一年生のときに七ページの物語を書いたのを皮切りに、ストーリーを語り続けてきた。大学を卒業して新聞社の仕事に就き、テレビ番組評などを書いていたが、同業のジャーナリストと恋に落ちて結婚。マイアミに居を構えた。彼は今もすばらしい夫である。娘が生まれたあと自宅でできる仕事として、再び小説を書き始め、ロマンス作家として人気を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
テサ・悲しみのマドンナ―リバーベンドの遺産〈4〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
幸薄い少女時代を送ったテサだが、働きながら夜学に通い、もうすぐ念願の卒業というところで、ふと知り合った野球選手にすっかり心を奪われてしまった。ロサンゼルスまで彼を追っていき、あげくの果てに妊娠。結局その彼には去られた。今、大きなおなかをかかえ、財布はほとんどからっぽ。古い車で夜も眠らず大陸を横断しているところだ。一人だけの姉が住む東部の町に戻ろうとしているのだ。これからは衝動的なことは決してしない。この子と二人生きていく。だが、中部のハイウェイからそれた目印もないところで、疲れすぎたテサは道に迷い、途方に暮れた。たまたま道を教えた男性ミッチは、彼女の様子がひどく気になった。
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